『ロケットマン』あらすじと感想。インナーチャイルドを救え【ネタバレあり】
こんにちは、カミオモトです。
今日は『ボヘミアン・ラプソディ』に続くロックシンガー伝記映画、『ロケットマン』見ました。
エルトン・ジョンの半生を描いたミュージカル映画になっております。
『Your song』がとても有名で、いい曲ですね。
作中『エヴァアニメ最終話だ...!』となるようなシーンがあります。
どちらもインナーチャイルドを映像化している作品です。
あらすじ
レジナルド・ドワイト(のちにエルトン・ジョンと改名)は音楽の天才だった。
ピアノなど触ったこともないのに、ラジオで流れていた曲をなぞって弾くことができる。
レジナルドは父と母から愛されることがなかった。そして彼はゲイだった。
その苦しみを心の奥に抱えながら青年になったレジナルドは今までの名前を捨て、エルトン・ジョンになった。
引っ込み思案で傷つきやすいレジナルドはもういない。天才的な音楽の才能をもつロックスターとして生まれ変わる。
(出典:https://www.youtube.com/watch?v=oQ_F3MMLArY)
エルトン・ジョンはレコード会社から作詞家のバーニー・トーピンを紹介される。
稀代のメロディメイカーだが作詞はできないジョンは、バーニーの詞によって自分の心を歌にすることができるようになった。
なによりバーニーは彼のはじめての親友になった。
はじめての友だち
ムーミンパパの名言で
わたしは、ひとりめの友だちを見つけたのでした。つまり、わたしは、ほんとうの意味で、生きることをはじめたのでした。
というのがあります。
エルトンとバーニーの出会いはまさにその通りで、エルトンはバーニーと出会って初めて親愛の気持ちを知ります。
同じ音楽が好きで、彼は作詞、自分は作曲、二人で最高のものを作っていく。最高のコンビに出会うのです。
エルトンはバーニーに恋心を抱きますが、バーニーは同性であるエルトンに恋愛感情はありません。
その上で、確かにバーニーはエルトンを愛しています。
ボヘミアン・ラプソディでもフレディはメアリーのことを愛していました。
バーニーが抱くエルトンへの愛は、心から相手を信頼し尊敬する気持ちです。
性愛をかわし合うことはできず、ずっと一緒にいることもないけれど。
ロック・シンガー伝記映画2部作(3部作を心から希望)には
心から愛していること、恋愛としては上手くいかないこと(同性愛が関係)
名前を変えて新しい自分になること(そして過去の自分を癒すこと)
の2点が描かれていますね。
そこがドツボなので、ボラプもロケットマンもマイベストムービーの一つです。
ボラプのメインの監督がブライアン・シンガーで、ロケットマンの監督はデクスター・フレッチャーということで、この2点はいったい誰の性癖なんでしょうね...!!?? それが知りたい。
3作目はマイケル・ジャクソンか
ボラプ、ロケットマンに続くロック・シンガー伝記映画三作目の主人公はマイケルジャクソンになるのではないかという情報を入手しました。
マイケル・ジャクソンの伝記映画が来夏公開に向けて制作開始! 『ボヘミアン・ラプソディ』のプロデューサーが着手
だとしたら最高ですね。
マイケル・ジャクソンはフレディやエルトン・ジョンに比べて描くのが難しそうですが、それでも彼の楽曲を彼の人生とともに映画館で聴くのは最高の体験になるでしょう。
俳優はまたラミ・マレックじゃないかと予想します。
でもそうなるとラミ・マレックの精神状態がやや心配。フレディとマイケルを演じるのはとてつもない負荷がかかりそうです。
そしてまさかのバニー・トーピン役のジェイミー・ベルはリトルダンサーのあの子だったと知り衝撃を受けています。
君だったのか......!!!
作中に流れるロケットマンがすごくいい
作品の中盤でエルトンの子ども時代を演じるマシュー・イレスリーがロケットマンを歌います。
そしてタロン・エジャトンにつないでいくのですが、このシーンでは音楽と物語、映画でしか表現できないものを感じます。
ぜひ三作目でもジョン・リードをゲースロ俳優さんが演じてほしいですね!
ヴァリスかシオン、タイウィンあたりに期待です。