【名作】ホビット 思いがけない冒険【ファンタジー映画】
こんばんは、カミオモトです。
今回は名作ファンタジー『ホビット 思いがけない冒険』を紹介していきたいと思います。
ホビット 思いがけない冒険
2012年公開のファンタジー映画の金字塔です。
金字塔といえば今作の後日譚にあたる『ロード・オブ・ザ・リング』三部作ですが、筆者はとにかく映画『ホビット 思いがけない冒険』が大好きです。
原題は『The Hobbit: An Unexpected Journey』ですが、
expect : ~を予期する、予想する
unexpected : 予想していなかった
journey : 旅
直訳すると『ホビット 予想していなかった旅』ということで、
筆者がこのタイトルのどこに熱量を感じるのかを書いてみたいと思います。
主人公はホビット族
『ホビット』や『ロード・オブ・ザ・リング』は中つ国という世界が舞台になっています。
ホビット族とは、中つ国に暮らす種族のひとつで、身長は120cmほどと小さく、尖った耳、毛むくじゃらの大きな足が特徴です。
平和と食を愛し、冒険を好まない性格をしています。
『ホビット』の主人公ビルボはとても快適な横穴に住んでいました。
そこに魔法使いガンダルフとトーリン・オーケンシールド率いる13人のドワーフが押しかけてくるんですね。
で、好き勝手に食べ物を食い荒らした彼らは、奪われた故郷を取り戻す旅に出発するのだと。
ビルボは小さいしすばしっこいからということで旅に誘われます。
旅なんてとんでもない、旅に出たらバター付きのパンもハムも食べられない、快適なベッドもない、とビルボは断ります。
残された旅の契約書を見つめ、彼はドアを飛び出して走りました。
そして旅の仲間に加わるのでした。
思いがけない冒険
ビルボは幼い頃、冒険好きの性格で、それでガンダルフと仲良くなったのでした。
年を取るにつれて保守的になって旅なんてとんでもない、お家が一番だ、となっていたのが冒険に飛び出していってしまうのです。
ビルボが旅立ちを決意するシーンは何度見ても感動します。
行きて帰りし物語
『ホビット』の後日譚にあたる『ロード・オブ・ザ・リング』には年を取ったビルボが登場します。
ですので、ビルボは冒険から帰って来るんだな、ということは『ホビット』公開時に大興奮していた人々はたいてい知っていたと思います。
ビルボの旅が『行きて帰りし物語』であり、ロード・オブ・ザ・リングの主人公フロドが行くのは『指輪を捨てる旅』であるという、その対比を考えると胸中おだやかでなくなるんですね。
原作者トールキンの描くファンタジーにどっぷりハマっている状態です。
時系列・映画の制作時期について
『ホビット』『ロード・オブ・ザ・リング』ですが、その制作順とストーリーの時系列があっていないというスター・ウォーズと同じ現象が起きています。
スターウォーズはエピソード4が一番最初に制作・公開されてますね。
まず、制作された順番ですが
『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』(2001年)
『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』(2002年)
『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』(2003年)
『ホビット 思いがけない冒険』(2012年)
『ホビット 竜に奪われた王国』(2013年)
『ホビット 決戦のゆくえ』(2014年)
です。
ですが、物語の時系列は
ホビット三部作 → ロード・オブ・ザ・リング三部作
になっています。
ざっくり言うと
ホビット三部作でビルボはある指輪を拾います。
ロード・オブ・ザ・リング三部作では、ビルボの甥であるフロドがその指輪を捨てに行きます。
そんな感じです。
どの順番で見るか
筆者は制作順がおすすめです。
『ロード・オブ・ザ・リング』→『ホビット』ですね。
理由は、今シリーズの熱烈ファンはその順番でみて大満足したからです。
ハマった人は『ロード・オブ・ザ・リング』→『ホビット』→『ロード・オブ・ザ・リング』になると思います。
おすすめのファンタジー映画
ファンタジー映画ってなんか子どもだましじゃない?と思っている方。
今シリーズはがっつりファンタジーかつ物語が重厚かつ子どもが見ても面白いです。
子どものころに見て楽しかったのを覚えているけど、改めて大人になってから見返してこの作品の深さに感じ入るような作品です。
おすすめです。
なんだかんだ『ホビット』シリーズから見ても全然楽しめますのでぜひ。