『ワンスアポンアタイムインハリウッド』あらすじと感想。最強のふたり【ネタバレあり】
こんばんは、カミオモト(@eigagel)です。
ワンハリの感想を書いていきます。
スターとはこういうことを言うんやでと一挙一動の格好よさをひたすら感じる2時間40分でした。
色気と可愛いを自在に操る俺たちのスーパースター。一生ついていきます。
あらすじ
1969年。
リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)はかつて人気役者だったが、今は悪役ばかりを演じている。
マカロニウエスタンの出演を勧められたリックは、スタンドダブルであるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)の肩を借りて悔し泣きをする。
自宅の隣にロマン・ポランスキーが引っ越してきた。それが今の彼の自慢だった。
クリフはリックの送迎の帰り、ヒッピーの少女を車に乗せた。
誘ってきた彼女に「未成年は勘弁だ」と断る。
彼女は撮影所だった牧場に仲間と住んでるという。
牧場の持ち主と知り合いだったクリフは彼に会いに行くことにする。
最高の緊張感・ラストの爆発
シャロン・テートがヒッピー集団によって殺害された事件を元にしているということで、ブラピが牧場に行く場面からすごい緊張感でした。
リック・ダルトンとクリフ・ブースは架空の人物ですから、彼らが実在の事件にどんな影響を及ぼすのか、どんな結末を迎えるのか、誰も分からないんですね。
もしかしてクリフヤバいんじゃ...とハラハラして、牧場から去っていく彼を見て安心する。
また二人の日常が描かれていき、ついに物語は事件の起きた時刻に。
ここの緊張感が半端なかったです。
それからの爆発。
暴力。
あんなに楽しいシーン見たことがないってくらい楽しかったです。
ハリウッドで起きた凄惨な事件の犯人をハリウッドスターの彼らがやっつけます。
泣いて笑ってスカッとして胸が痛んで、タランティーノの追悼と共に目を閉じたくなる映画でした。
ディカプリオとブラピ最高だよ~
今作を見てレオナルド・ディカプリオってすごいんだなと改めて感じました。
ブラピは退役軍人のスタントマン。
世捨て人のような悲しさと暴力性を併せ持つ男を演じます。
レオナルド・ディカプリオは落ち目の映画スター役。
クリフに比べると設定がやや弱めです。
しかしディカプリオの演じる落ち目俳優は最高に魅力的で、クリフ・ブースに引けをとりません。
レオナルド・ディカプリオの圧倒的演技力と可愛さ。
あんなおじさんになっても可愛いってどういうことなのか。造形なのか表情なのかオーラなのか、筆者には分かりません。
鑑賞後は映画好きの人と話し込んだ後のような気持ちになります。
いい映画でした。