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【第92回アカデミー賞】Hair Love【短編アニメ賞】

 第92回アカデミー賞授賞式で個人的に盛り上がったところを挙げます。

 

不覚にもブラピの助演男優賞受賞シーンは見逃しました。

トム・ハンクスが『ワンスアポンアタイムインハリウッド』でのブラピの半裸をジョークにしてたのは聞けたのでよかったです。

ファイトクラブネタといいブラッド・ピットは愛されていますね。

 

あと主演女優賞発表後のスカーレット・ヨハンソンの顔がすごくよかった。

すごく採りたかったという気持ち、自分も素晴らしい演技をしたし、レネー・ゼルヴィガーも素晴らしい演技をしたという全てが分かるような表情をされていました。

 

アカデミー賞については受賞した方のスピーチや嬉しそうな姿はもちろん、最高峰の作品を作ってもなお受賞には至らなかった人たちの顔を見られるのがいいですね。

意地悪な意味ではなく、悔しそうな人もいれば清々しさのある顔をしている人もいたり、普段「役」を通してでしか見ることのできない俳優の生の表情を見られるのが嬉しいんですよ。

 

スピルバーグ監督については生放送で動いている姿を見ているだけで嬉しいですね。

オキシトシンの分泌を感じます。幸せホルモン。

 

あとはホアキンのスピーチが超早だったりしました。(WOWOWで同時通訳した男性の方、全体を通してもう少しどうにかならなかったのかな?と思いました。来年に期待です)

 

他にもエミネムの登場など様々なショーと演出で会場は盛り上がっていましたが、

短編アニメ賞ノミネート作品が紹介される際の、『Hair Love』に対する歓声の大きさが印象に残っています。

人気がある作品なんだな、と思っていたら当賞の受賞が発表されました。

 

Hair Love

www.youtube.com

 

6分ほどですので、ぜひ見てみてください~。

ほぼ無声アニメなので、全世界の人が楽しめます。

 

ヘアアレンジに悪戦苦闘する女の子

アフリカ系アメリカ人のお父さんが初めて娘のヘアアレンジに挑戦するお話ですね。

 

開始3,4分でほろりときました。

お母さんがいない心細さや、男親と娘でなんとか頑張ってみようとする姿に感情移入しましたね。

アフリカ系の女の子の身体的特徴を通して普遍的に通じるストーリーが描かれているなと思いました。

 

受賞スピーチでは、アフリカ系の子どもたちが自分を投影できるアニメーションの存在が大切だと言われていました。

そういう点でも非常に意義深い作品だと思います。同時に、アジア系の人間でもこのアニメーションを見たら感動して泣くんだという映画のパワーを感じる作品でもありました。

 

ぜひ見てみてください~。

 

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