『このサイテーな世界の終わり』あらすじと感想。サイテーな世界で最低な君と。【ネタバレあり】
あらすじ
彼はジェームス。
17歳。
自称間違いなくサイコパス。
冗談が苦手で、いつか父を殴りたい。
9歳のとき煮えたぎった油に左手を入れてみた。
何かを感じたかったから。
小動物を殺すジェームスはもっと大きな獲物を狙っていた。
食堂で時間を潰す彼に、少女が声をかける。
彼女はアリッサ。
両親は離婚し、今は母親の再婚相手と同居している。
彼女のブラジャーにまで口を出す男。
母親は聞こえないふりをする。
9歳のときに出て行った父親は、毎年誕生日にカードをくれる。
目の前にいるのにメッセージを送る友人にうんざりして携帯をぶち壊した。
そのまま少年の元に歩いていく。
話す価値はないかもしれないけど、気になったから。
THE END OF THE F***ING WORLD
かなり好きでした。
自称サイコパスの少年ジェームスと最低な世界に住んでいる少女アリッサの物語。
冒頭の出会いからアリッサとジェームスは付き合い始めます。
ジェームスはいつかアリッサを手に掛けることを考えて。
アリッサは継父からセクハラを受ける家に居たくないから。
平和にデートを重ねる中、ついに継父がアリッサに性的接触を求めてきました。
この世界から逃げるけど、一緒に来るかとジェームスを誘うアリッサ。
アリッサを殺したいジェームスは、彼女と一緒に街を出て行くが.......
アリッサの本当の父親の家へ向かいますが、そこに辿り着くまでに本物の殺人事件が起きたりして二人の旅は警察沙汰になっていきます。
出てくる大人がリアルなクズばかりで嫌になるんだ、、、
ジェームスとアリッサは世界がサイテーだと知っている同志だった。でも共に旅をすることで、普通の高校生ではいられなくなってしまう。
出会わない方がよかったのか。それでも出会えてよかったのか。
見てて目を覆いたくなるようなストーリーになっています。
筆者はそれでも二人が出会えてよかった派です。
俳優が最高
ジェームス役のアレックス・ローサ―とアリッサ役のジェシカ・バーデンがとにかく上手いです。
2017年放送だから、アレックス・ローサ―が22歳、ジェシカ・バーデンが25歳位のときですね。
アレックスはベネディクト・カンバーバッチ主演『イミテーション・ゲーム』で主人公の子ども時代を演じてます。
『イミテーション・ゲーム』でも印象に残ってたけど、本当に魅力のある俳優さん。
若手実力派のアレックスに負けないジェシカ・バーデンがまたすごいです。
今作にハマった方が一番に思うのはジェームスとアリッサ幸せになってくれじゃないでしょうか。
アリッサとジェームスが本当に愛すべきキャラクターで、回を増すごとに好きになっていきました。
このドラマより好きなビターエンドを見たことがありません。シーズン1からのシーズン2は最高です。
『このサイテーな世界の終わり』Netflixにて配信中。