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『シュガーラッシュ:オンライン』あらすじと感想。果敢なディズニー【ネタバレあり】

 
こんばんは、カミオモト(@eigagel)です。
今回は『シュガーラッシュ:オンライン』について書いていきます。

 

ポップな絵柄で渋いテーマを扱った作品です。

 

あらすじ

 

アーケードゲーム(ゲームセンターでのみ遊べる昔のゲーム)のキャラクターであるラルフヴァネロペは親友だった。

 

ある日wifiが繋がり、ヴァネロペたちはインターネットに出会う。
ゲームセンターから世界中に繋がることができるようになったのだ。

 

カーレースゲームのキャラクターであったヴァネロペは、慣れきったコースを走ることにうんざりしていた。
インターネットで出会ったのは、危険に満ちた「スローターレース」。

ヴァネロペは危険と刺激に満ちた新しい世界に夢中になっていった。

 


ラルフは新しい世界など望んでいなかった。


ヴァネロペと一緒にいつもと同じゲームをして、いつもと同じ酒場でいつもと同じ話をする。
それだけで十分だった。

何も変わりたくなかった。

 

ヴァネロペを取り戻すため、ラルフはコンピューター・ウイルスを持ち出して...

 

 

『自立できない男性が女性の独立を全力で阻む』の図

 

今作は『自立できない男性が女性の独立を全力で阻む』図が大男女の子で描かれています。

 

シュガーラッシュの世界がインターネットと繋がってディズニープリンセスも出るらしいよ!とワクワクとキラキラを期待して観に行ったカップルの『なんか違うぞ』という声が聞こえてきそうでした。


心象風景的に描かれる『男性の依存心が女性の独立を全力で阻む』図が怖すぎて面白かったです。


ディズニーは先陣を切って進むつもりなんだなと感じました。

 

 

 成人カップルピンポイントのテーマ

 

ディズニーがここまで成人カップルピンポイントのテーマを映画化してきたことに驚きました。

ヴァネロペ世代の少年少女はまだこんな出来事に出会わないでしょう。


さらにズートピアのように全人類的なテーマかつ希望のある終わり方をするでもなく、すごーく現実感のある地味な着地をするという。

 

ディズニーによる『いつかこういう作品があったこと思い出してね』映画なのでしょうか。


 
何にせよ新しい映画を作るために今回みたいな冒険もしていくんだと、そういう気概を感じる作品でした。面白かったです。


感動を約束された映画もいいけれど、今作のような作品もどんどん見たいですね。

 

 

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